AIを活用した「おすすめ」機能｜検索もフォローも不要に

TikTokの「おすすめ」にはAI技術が活かされている

TikTokが他の動画サービスに比べて優れているのは、ショート動画だけではありません。
強力な「おすすめ」機能も、TikTokが特に注目されている大きな理由の1つです。

「おすすめ」機能というのは、YouTubeの「おすすめ」やInstagramの「発見タブ」のように、
そのアプリの利用者に対して最適と思われるコンテンツを表示するプログラムのことです。

TikTokでは、AIがエンゲージメント、ユーザー属性、視聴態度を機械学習し、
そのデータを基にユーザー毎に最適化された「おすすめ」としてコンテンツが配信されていく仕組みになっています。

TikTokでは、この「おすすめ」機能を前面に押し出しており、TikTokアプリを開くと
すぐにおすすめの動画が表示される仕組みになっています。
そして、さらに下にスワイプしていくと、次々と個人の好みに合った動画が表示されていきます。

つまり、従来の動画サービスや検索エンジンのようにユーザーわざわざ自分で見たい動画を検索して、検索結果をクリックしてリンク先に飛ぶ、というような手間をかける必要がないのです。そんなことをしなくても、AIが自分の趣味嗜好にあった動画を自動的に提示してくれます。

こうしたTikTokの特徴は、ビジネス目的で動画を投稿する場合の大きなメリットにもつながります。

みなさんは、TikTokで動画の投稿を開始してからバズるまでに、どのくらいの時間が必要だと思うでしょうか？
動画マーケティングを勉強したことがある方であれば、
「コツコツと動画をアップして、1年ぐらいは必要そうだな」などと思うかもしれません。

例えばYouTubeでは、定期的な投稿やリピーター数などが動画の伸びにも関係するアルゴリズムが強く組まれており、チャンネルを成長させるためには「半年で動画100本の投稿」が目安と言われています。

しかしTikTokは違うのです。
たとえフォロワーが0人のアカウントだったとしても、視聴者を惹きつける動画を撮ることができれば、動画投稿1本目からバズを習いに行くことができるのです。
これはとても画期的なシステムと言えるのではないでしょうか。

TikTokは動画投稿者にとって「フォロワーにしか広がらなかった従来のシステムとは違い、今まで出会えなかった新しいファンを増やせるシステム」なのです。

各社がしのぎを削る「おすすめ」機能において、TikTokは頭一つ勝ち抜いていると言っても過言ではありません。

・ダニエル（YouTube・TikTokプロデューサー）慶應SFC卒、元楽天MVP、（株）ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者・新刊「TikTokショート動画マーケティング」累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ＆プロデュース実績（40以上）・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上（プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月）