1分以内の「ショート動画」が求められている｜TikTokショート動画マーケティング

TikTokの動画はほとんどが数十秒

スマホに対応した動画サービスとしては既にYouTubeなどが存在します。
そんな中でも特にTikTokが注目されているのはなぜなのでしょうか。

その理由の1つとしてTikTokが1分以内の動画、いわゆる「ショート動画」に
フォーカスしていることが挙げられます。

TikTokでアップされる動画は、そのほとんどが数十秒という短い尺になっています。
2022年4月時点では最大10分までの動画をアップすることが可能になりましたが
メインで視聴される動画はやはり5秒～30秒程度です。

5Gの世界が到来し、スマホでも2時間の映画がわずか数秒でダウンロードできる時代になりました。そのような時代にあって、「長時間の動画の需要が高まってきている」と思うかもしれません。

しかし実際は、逆に動画には「より短く」が求められてきています。

なぜなら無数のコンテンツにアクセス可能になった分、
「より面白く、よりたくさんのコンテンツを見たい」というニーズが高まったからです。
そのためには1つの動画に割ける視聴時間が限られてしまいます。現代人は忙しいのです。

実際、TikTok公式の調査では「1分以上の動画はストレスだ」と感じるユーザーが49.2%と約半数もいることが判明しています。

これはTikTokだけの傾向ではありません。
例えば、YouTubeやNetflixの動画を1.5倍速で視聴するユーザーも一定数存在します。

あるいは近年、YouTubeで「切り抜き動画」というものが流行りました。
2ちゃんねる創始者の「ひろゆき」さんなど有名人のライブ配信の動画を
別のクリエーターが1～5分に切り抜いた短編動画の事です。

「元の何十分もの動画は見られないけれど、ハイライトだけ見ておきたい」という
ユーザー心理を捉えたことが、ヒットの要因でしょう。

そのような時代の流れにあって、TikTokのコンテンツの尺は最適な長さを提供しています。マクロミルの調査でも、ユーザーのコメントとして「コンテンツの量や長さがちょうどいい」という回答が多くありました。

これから動画をビジネスに活用するなら、攻めるべきはやはりショート動画なのです。

・ダニエル（YouTube・TikTokプロデューサー）慶應SFC卒、元楽天MVP、（株）ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者・新刊「TikTokショート動画マーケティング」累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ＆プロデュース実績（40以上）・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上（プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月）