「企業案件」についても知っておこう|TikTok攻略
TikTokの企業案件が爆増している
「企業案件」という言葉をご存じでしょうか?
企業がお金を出して依頼して、自社の商品やサービスをインフルエンサーや芸能人に紹介してもらう、というものです。
元々企業案件と呼ばれる座組みは、昔からありました。10年前であれば、人気のメルマガやブログの投稿主が出稿先だったと記憶しています。
しかし、今はSNSの時代、さらには動画の時代です。
そんな時代にあって、「TikTok売れ」というバズワードも生まれたように、TikTokは企業案件の出稿先として最も加熱しています。
実際、私の友人が経営するインフルエンサー事務所が都内にありますが、そこでも今かなり変化が起きています。
2~3年前であれば、企業案件として多かった出稿先はInstagramやYouTubeでした。
しかしここ直近の1年では、TikTokの企業案件が半数以上を占めています。
より時間効率を求める時代に、短時間でインパクトのあるコンテンツを大衆に届けられるTikTokは、企業案件と非常に相性が良いのでしょう。
企業案件と相性が良い商品ジャンル
では、企業案件と相性が良い商品やサービスな何でしょうか。
前提として、TikTokは大衆向けのサービスです。マニアックなユーザーも、若者も、50~60代の層も、幅広く取り込めます。
ということは、私たちが日常で誰しも消費している商品やサービスとの相性が良いということです。逆に言うと、ニッチすぎる商品やサービスはあまり響かず売れないことが多いのです。
具体的には
①衣食住関連の商品やサービス
衣食住に関する商品やサービスは、私たちが普段接するものですから、TikTokとの相性は抜群です。
例えば、以前コンビニ大手のファミリーマートさんが、人気商品の「ファミチキ」が家庭でも食べられるという、お家向けのファミチキ販売をスタートした時に、影響力のあるTikTokerが取り上げたことがありました。
すると、家庭用ファミチキは瞬く間にバズり、一瞬で売り切れるほどの人気を博しました。
こちらは必ずしも企業案件というわけではなく、自然発生的にTikTokで取り上げられやすかったという側面もありますが、参考になる事例です。
②娯楽・エンタメに関わる商品やサービス
例えば、スマホで練習できる「カラオケアプリ」などもこのジャンルに入ります。
カラオケというジャンルは、もちろん嫌いな方もいますが、ほとんどの人にとっては普遍的な娯楽に当たります。
そして、アプリということが重要で、ここで特定のカラオケ店の宣伝をしても、そのお店に行ける人は限られています。
その場で誰でもダウンロードができるアプリであるということが重要です。
例えば、普段替え歌でバズっているTikTokerに、そのアプリを使って練習する動画を撮影してもらうだけでも、かなりアプリの宣伝となりダウンロードにつながります。
注意点としては、企業があまりクリエーターに指示出しをしないことです。宣伝感が前面に出てしまうと、ユーザーは冷めてしまいます。
むしろTikTok上でふざけてもらう、ネタとして面白くしてもらう、という方向性の方が、TikTokの企業案件としてはマッチします。
③美容に関わる商品やサービス
特に女性を中心に、美容に関する商品やサービスは流行りやすいジャンルです。
TikTokでいつも見ている綺麗でかわいいクリエーターが「私がおすすめの商品」として紹介すれば、「こんな憧れの人のように私もなりたい」と購入されることは想像しやすいでしょう。
ただし、美容系の商品やサービスはレッドオーシャンで競合も強く、多くの企業案件が存在します。
そのため、多くの美容系商品を紹介しすぎているクリエーターに発注してしまうと、ユーザー側も「また企業案件か」と冷めてしまいますので、注意が必要です。
誰もが知っているインフルエンサーよりも、最近ヒットしてきたインフルエンサーあたりが、予算が莫大に用意できない中小企業にはおすすめです。
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秀和システム (2022/12/1)
「TikTokショート動画マーケティング」
当サイトの管理人プロフィール(TikTokプロデューサー)
・ダニエル(YouTube・TikTokプロデューサー) 慶應SFC卒、元楽天MVP、(株)ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・新刊「TikTokショート動画マーケティング」累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ&プロデュース実績(40以上) ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上(プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月)