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「継続率」を攻略しよう|TikTok攻略

「継続率」を攻略しよう|TikTok攻略

動画のどこで離脱が起きているかを分析できる指標

TikTokのインサイトに新しく加わった項目に「継続率」という指標があります。
これは視聴者維持率と似ているのですが、各動画でのユーザーの視聴継続率をさらに細分化して見えるようにしたものです。

具体的には図のようになっていて、何秒のところで何%のユーザーが視聴継続しているのか、推移がよくわかります。
この情報が、コンテンツ改善に重要なヒントを与えてくれます。

最初の2秒はキーモーメント

まず一番注意して見てほしいのは、最初の2秒部分です。

TikTok公式もキーモーメント(重要な瞬間)として最初の2秒に注視するようにクリエーターに促しています。

なぜなら、TikTokのコンテンツは最初の2秒で急激にユーザーが離脱する(スワイプして次の動画に移動したり、そのままアプリを閉じる)傾向があるためです。

逆に言えば、この部分を乗り切ればそのまま動画を視聴し続けてもらえる確率が上がり、結果として先に示した「平均視聴時間」「視聴維持率」「視聴完了率」といった指標も向上することになります。

そのためには、最初の2秒でいかに惹きつける掴みを作るかということが重要です。

途中離脱のシーンは要改善

また、最初の2秒以降であっても、途中で急激に継続率が落下しているところがあったとしたら、そのシーンに何か問題がありユーザーが離脱してしまったということを表しています。
その場合は、どんな問題があったのか、動画の当該シーンをチェックしてみましょう。

例えばトークの間が空きすぎたり、シーンの切り替わりが遅かったり、ユーザーがパッと理解できない場面の時に、この急激な途中離脱が起きやすい傾向にあります。

そのような原因がわかれば、次回の動画では「間があるところはジェットカット(間や余計な音声をカットしてつなぐこと)をする」
「シーンの切り替わりがもたついた部分は編集で早送りなどをする」「ユーザーが理解できない部分は難易度を下げる」といった対策を取ることができます。

TikTokの短尺動画はYouTubeなどの長尺動画よりも、こうした0.5秒~1秒程度の短時間の問題が勝負を決める傾向が強くなっています。

継続率を詳細に分析し、よりユーザーがコンテンツから離脱せずに留まり、おすすめで伸びていく動画を作っていきましょう。

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秀和システム (2022/12/1)
「TikTokショート動画マーケティング」

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当サイトの管理人プロフィール(TikTokプロデューサー)

・ダニエル(YouTube・TikTokプロデューサー) 慶應SFC卒、元楽天MVP、(株)ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・新刊「TikTokショート動画マーケティング」累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ&プロデュース実績(40以上) ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上(プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月)