動画の「台本」を作ろう|TikTok運用戦略
TikTokでは台本を決めすぎないのが大切
企画が決まったら、台本を書きましょう。
最もTikTokは、ユーザー間で自然発生的に生まれた動画の文化があり、体裁が整っていない雑さのようなものの方が好まれる傾向にあります。
そのため、「TikTokでは台本感がある動画は非常に伸びにくい」という傾向があります。
ですから、一番理想なのは台本なしで動画を撮影することです。
ただし、ケースによっては会社で運用しており、社員さんに出演いただいたり、アドリブで話すことができない等のケースも多いのが事実です。その際は台本を作りましょう。
その場合でも、「台本通りに話さなければいけない」という考えを捨て、いい意味での「適当感」や、自然発生的に生まれたセリフや間違えてしまったシーンなども積極的に利用するようにするといいでしょう。
ノウハウ動画ならこのテンプレートを使おう
ここで、特に台本が必要となるパターンとして、ノウハウやハウツーを伝える動画で多用できる台本の型をご紹介します。
以下の7つの順番で組み立てるだけでOKです。こちらのテンプレートを使えば、慣れてくると3分ほどで動画の台本が作成できるようになるでしょう。
①興味付け・衝撃的なキャッチフレーズなど
TikTokは最初の1秒で勝負が決まります。タイトルや動画の説明を最初に持ってきてしまうと一瞬でスワイプされてしまいます。世の常識とは違う内容や衝撃的なフレーズをもっていきましょう。
②動画の内容
次に動画の内容をこのタイミングで話します。長くなりすぎないように、サラッと伝えます。
③メリット
ノウハウやハウツーであれば、それをやることによって得られるメリットを伝えます。
④やらないデメリット
さらに、それをやらないことによるデメリットも伝えます。
⑤いいねとフォロー誘導
結論を言う前に、いいねやフォローへの誘導をしましょう。動画のパフォーマンスが上がり、グッとおすすめ表示率が上がります。
⑥結論
結論はサラッと言いましょう。長くなりすぎないように。
⑦オチ
クスッと笑えるネタや、視聴者が突っ込めるようなオチを挿入します。
企画と台本で10~15分くらいはかけよう
なお、動画1本当たりにかける時間ですが、企画と台本を合わせて10~15分くらいが目安と考えてください。時間配分としては「企画7割:台本3割」です。
視聴者としてTikTok動画を閲覧していると、「TikTokの動画って、サクッとスマホで30秒程度撮っただけだよね?」と思われるかもしれませんが、伸びているアカウントは、割と緻密に動画の準備をし、戦略を立て、動画を撮影しています。
もちろん手軽に撮影できるところがTikTokの旨味ですが、少しだけ準備をしてあげることで、より頭一つ抜けた伸びる動画を撮影することができます。
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秀和システム (2022/12/1)
「TikTokショート動画マーケティング」
当サイトの管理人プロフィール(TikTokプロデューサー)
・ダニエル(YouTube・TikTokプロデューサー) 慶應SFC卒、元楽天MVP、(株)ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・新刊「TikTokショート動画マーケティング」累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ&プロデュース実績(40以上) ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上(プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月)