TikTokの「進化」は止まらない|TikTokの今後について
中国版TikTokではアプリ内でショッピングできる
TikTokの今後については、開発元の本国である中国版のTikTokの動向を見れば、その方向性がある程度見えてきます。
中国版のTikTokは、抖音(Douyin/ドゥーイン)という名前です(残念ながら日本からは抖音をダウンロードできません)。
日本版のTikTokアプリではその機能が実装されていないのですが、抖音ではライブ配信からのショッピングという流れが急速に進んでおり、アプリ内でショッピングが完結できる仕様になっています。
1日で49億円売るインフルエンサーも出現
例えば、企業がインフルエンサーに対して報酬を払い、そのインフルエンサーが商品の紹介を抖音のライブ機能で紹介するとしましょう。
もしユーザーがその紹介された商品を「欲しい!」と思った場合、抖音では直接アプリ内で商品の購入を完了することができるのです。
ネットショッピングが日本より格段に進んでいる中国では、ライブ配信との親和性も非常に高く、彼ら彼女らが商品やサービスを紹介し、1日で49億円ほど売れる日もあるそうです。
また、ライブ配信の活用は何もインフルエンサーだけに留まらず、商店街のおじさんやおばさんも積極的にライブ配信を活用しています。
日本では考えられないですが、田舎の小さな商店がライブ配信とオンラインショッピングを利用して、売り上げを今までの何十倍と広げていく現象は、中国ではあまり珍しくありません。
日本でも近い将来、TikTokからの売り上げが重要になる
元々中国は圧倒的にEC規模、EC化率(全商取引のうちインターネット上での商取引の割合)共にナンバーワンです。
経済産業省が発表した「中国におけるECおよび越境動向」によると、中国の2020年のEC化率は44%。同年の日本のEC化率は8・08%と言われているので、中国はEC化率で5倍以上も日本より進んでいるということになります。
中国はECやライブ配信で世界トップクラスの発展を見せており、その中国の流れを基に世界中に流行が広がっていくという傾向は近年非常に高くなってきているのです。
まとめ
近い将来、日本版のTikTokアプリでも抖音と同様に、縦横無尽にオンラインショッピングを利用できる機能が追加される可能性はとても高いでしょう。そうなってくると、ビジネス上のTikTokの重要性はさらに増してきます。
企業にとって、少しでも早くTikTokに取り組む意味がここにあるのです。
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秀和システム (2022/12/1)
「TikTokショート動画マーケティング」
当サイトの管理人プロフィール(TikTokプロデューサー)
・ダニエル(YouTube・TikTokプロデューサー) 慶應SFC卒、元楽天MVP、(株)ダニエルズアーク代表取締役、「売れない時代にすぐ売る技術」著者 ・新刊「TikTokショート動画マーケティング」累計391万チャンネル登録のYouTubeチャンネル立ち上げ&プロデュース実績(40以上) ・YouTubeコンサルティング200チャンネル以上(プロデュース系 SEO1位獲得 2022年12月)